ワンマン社長がクズすぎる!ついていけない!
そんなことを思った方も多いのではないでしょうか?
私もその一人。28歳ごろに勤めていた会社でワンマン社長の横暴ぶりに頭を悩ませていました。とはいえ「ワンマン社長がちょっと横暴だからって辞めていいのかな…」なんて思っていた時期もありました。ところがある日、そのクズなワンマン社長に嫌われて退職を決意しました。

紹介する特徴に当てはまるクズなワンマン社長からは逃げたほうがいいです、マジで…
そんなワンマン社長に嫌われて退職を決意した筆者がその体験談、逃げたほうがいいワンマン社長の特徴を解説します。
これから解説する特徴に当てはまったら逃げるべきです。記事の後半では私自身の実体験も詳しく紹介します!
この記事で紹介していること↓
「ワンマン社長」とは? そのメリットとデメリット
断言できる逃げたほうがいいワンマン社長の特徴
ワンマン社長に嫌われて転職した実体験
この記事を書いた作者についていは下記を参照。
「ワンマン社長」とは?

うちの社長って横暴なんだよなぁ…

その社長、タチの悪いワンマン社長かもしれません…!
ワンマン社長とは
自分の意見を突き通す経営スタイルの社長のことを指します。
大企業でも「トップダウン」という言葉がありますが、それよりももっと強い権力を持つ印象があります。
ワンマン社長のメリットとデメリット

ワンマン社長のメリットは大きく2つあります。
まずは意思がはっきりしていること。
意思がはっきりしていれば、社員は目標を持ちやすいです。考えがブレブレの経営者だと「ああでもない、こうでもない」と目標が定まらず、会社全体の一体感がなくなってしまいます。その点ではワンマン社長のはっきりとした意思は社員を明確に導いてくれる可能性があります。
二つ目は成長スピードが速いこと。
ワンマン社長の会社では良くも悪くも社長の「鶴の一声」で事業の方向性が決まります。問題に対して議論する余地がなく、社員全員で社長の指示に従う体制をとっているため、その方向性が正しければ会社は一気に成長します。
カリスマ経営者と言われる方の会社は、このメリットを十分に活かしていると言えます。
一方で、デメリットも大きく2つあります。
一つ目は、高圧的な態度で社員が萎縮してしまうこと。
ワンマン社長の会社では社長の権力が大きいため、社員に対して高圧的な態度を取り、精神的に社員を追い込んでしまうことがあります。自分の会社なので、いわゆるサラリーマン社長と比較すると経営に対するこだわりが強いこともしばしば。そのため、いろいろなことに過剰に反応して、社員に対して厳しい叱責をすることがあります。
二つ目が、社長の私利私欲が出やすいこと。
ワンマン経営の多くが創業代、もしくは2代目の社長によるものです。株主も自分や家族のみというケースも珍しくありません。そのため、会社のお金は自分のお金という意識が強く、社員から見たら疑問符がつくような用途に多額の金銭を費やしていたり、経費にしていたりします。
また、金銭面だけでなく、ある程度安定した会社の場合、社長自身があまり仕事をせずに、業務自体は社員に任せっきりという実態も散見されます。誰に雇われているわけではないため、会社で好き勝手になってしまうケースがワンマン社長には見られます。
逃げた方がいいワンマン社長の特徴4つ

ワンマン社長の会社で働き続けるか迷うなぁ…

この特徴4つに当てはまったら逃げるべきですよ!
自分を守るために…!
ワンマン社長の会社で働いたことがある筆者が思う、身の安全のために逃げた方がいいワンマン社長の特徴を解説します。
この4つに当てはまるワンマン社長の場合、会社の成長性は見込めず、社員のモチベーションが低くなっていき、同時に自身の心理的安全性が担保されないので、一刻も早く逃げ出すべきだといえます。
高圧的な態度をとる(キレる)
ワンマン社長との関係で一番頭を悩ませるのがこの高圧的な態度ではないでしょうか?
特に感情的になってキレてくるのはクズです。
自分の考えが絶対に正しいと思っていることが多いので、違った意見を受け入れず、自分の思い通りにならないとキレてきます。
権力を持つ人間に高圧的な態度を取られると社員は萎縮してしまい、結果として会社の生産性が落ちてしまいます。そのため、こういった特徴が見られるワンマン社長には要注意です。
社員へ嫌がらせをする
ワンマン社長は好き嫌いが激しいという傾向があり、社員に対する”えこひいき”が目立ちます。
そのため、嫌いな社員をとことん嫌い、自身が持つ人事権や決定権を使って嫌がらせをしてくることがあります。
業務を真面目に取り組んでいても、気に入らないから早く辞めてほしいという思いから、嫌いな社員に仕事を振らなかったり、執拗に叱責する場面が見られるのです。
自分が嫌われる対象になってしまった場合「嫌い→好き」に印象を覆すのは非常に難しく、荒波を立てずに逃げることを考えるのが賢明です。
他責思考でミスを押し付ける
ワンマン社長は自分が会社を大きくした自負があるため、プライドが高いです。
そのため自分がミスしたことは認めず、誰かに罪をなすりつけるケースがあります。
「今回うまくいかなかったのはお前のせいだろ!!」「こんなことも失敗するなら会社を辞めてもらって結構!」など、自分のミスを押し付けて社員を追い込んでいきます。
社員をコマとして扱っているワンマン社長であれば、ミスを押し付けて辞めても次を採用すればいい、そうすれば自分のメンツは保たれる、そんなふうに思っていることがあります。
ミスを認めず、他責思考で社員を追い詰めている対象になった場合やそういう場面に遭遇した場合は、その会社から逃げた方が安全です。
仕事をしない
最高責任者にもかかわらず、仕事をしないワンマン社長も少なくありません。
特に成熟期に入った会社の社長に多く見られる特徴です。
自分が一生懸命働かなくても、今ある仕事で食べていける。そんな慢心から仕事をせずに外出ばかり、定時までいた試しがないという社長も少なからずいるのです。
会社の業績、社員の待遇に問題ないのであればこの状態でも良いのかもしれませんが、何かしらの不満が社員側にある場合はワンマン社長が仕事をしないと不満が溜まる一方です。
結果として社員のモチベーションが下がり、業績も下がる。沈みゆく船に乗っているようなものなので逃げ出す方が賢明でしょう。
うちのワンマン社長の話(実体験)

ここからは私自身が経験したワンマン社長の話をしていきます。皆さんの会社のワンマン社長と比較してどうでしょうか?
ひどい??ぜひ読み物としてぜひご覧ください。
27歳の時にワンマン社長に出会う
新卒では無名大学だったにもかかわらず、運よく上場企業に入社できた私が27歳で初めて転職。ここでワンマン社長に出会いました。
会社規模は10人程度、面接の時から社長自らいろいろな話をくれて、そのオープンマインドに惹かれ入社を決意しました。
入社初日に感じた異変
私の入社日に退職をする方がいました。
会社では朝礼が5分程度があり、その際に新入社員紹介で自己紹介をさせてもらいました。その後に退職者(男性)の挨拶に続きましたが、その退職者の方もクセのある方で「この会社のシステムは前時代的すぎます」というように発言。
これに社長が激怒。
「もうお前は今日PCに触るな!座ってろ!」
私はポカーンとしてしまいました。結局その退職者の男性は定時までPCの電源をつけることも許されず、ずっとぼーっと座っていました。今考えると逃げるべき特徴の一つ目「高圧的な態度をとる(キレる)」に当てはまってますよね。
ただ、私に対してはその日に穏やかな口調で業務について説明してくれて、ご飯もご馳走になったのであまり大ごとには考えていませんでした。
徐々に明るみになるクズさ

問題社員がいなくなり、社内が落ち着きを取り戻したかといえば、そうではありませんでした。
ワンマン社長は次なるターゲットを見つけるのです。
次のターゲットは女性でした。この女性は総務だったのですが、突然会社のWebサイトの改修を頼まれます。もちろん全くの未経験で「できない」と断ると会議室に呼ばれ「会社が求める業務ができないなら辞めてくれ」と1週間ほどの猶予ののち退職に追い込まれました。
この猶予期間中も嫌がらせで服装が「ビジネスにふさわしくない」と社員全員の前で叱責されていました。恐ろしいクズっぷりです。
そしてこのクズなワンマン社長、仕事も全然しませんでした。
ワンマン社長の会社にありがちなのですが、社長がただ一人の営業だったりします。
うちの会社もこのケースで、社長は午前中1時間だけ社内にいて、あとはどこかに行ってしまいます。何をしているのか誰もわからない。午後も1時間〜1時間半くらい会社にいるものの、すぐ退社。
営業をしているのかもしれませんが、うちの会社は特殊で基本的には1年契約で決まった会社にしかアプローチしていなかったので営業に行っているという線は薄そうでした。
社長が仕事をしない、逃げ出した方がいい特徴の4つ目に該当していました。
ワンマン社長に嫌われてシカト&叱責の嵐
高圧的な態度や仕事をしない面もありつつ、自分は自分の仕事を淡々とこなしていました。
ところがある日、ワンマン社長のミスを指摘したところワンマン社長のターゲットになってしまうのです。
私が関係先から「これは外部に言わないでください」と言われていた情報を、社長が得意先に話してしまったことがありました。私は関係先から怒られてしまい、協力関係を解消したいと告げられました。
漏らしてはいけない情報をワンマン社長が「得意先との付き合いだから」と漏らしてしまった結果、重要な関係先との関係を切られてしまったのです。
これについて私は「社長とお客様の関係で話してしまったのは仕方ないですが、今後どうするか考えていかないとまずいですね」と、やんわり社長にも非があったことを口にすると、その日から社長の態度は一変してしまうのです。
この日以降、私の発言には「うん」しか返答しない、ほぼ無視です。
そう思えば、私が書いた文書を添削してダメな文書例として社員全員に配る。全員の前で叱責されました。
挙げ句の果てに同僚にスパイを頼んで、私が仕事をしていない証拠を集めろと指示したそうです。
この同僚は私と仲が良く、社長のことを嫌っていたので後日その事実と不利益になるようなことは言わなかったと伝えてくれました。
そんな話まで聞いてしまったら、精神的にもキツくなってきて、とにかく毎日会社に行く足が重くなっていました。このままフェードアウトしたいなぁと毎日考えるようになっていました。
このままでは自分は病んでしまう、そう思い退職を決意しました。
ワンマン社長に退職を伝える

高圧的な態度や無視、挙げ句の果てに周りを巻き込んでまで嫌がらせを受けていたので、そのまま書面で辞めることも考えました。
ですがそれでは負けな気がしたので、真正面から「退職したいです」と伝えました。
そもそも私に辞めてもらいたかったので、あっさりOK。
「それだけね、はい終わり」と切り上げられました。
それからは「立つ鳥跡を濁さず」という言葉通り、きちんと引き継ぎをして、きっちりしすぎるくらい今後に影響がないようにしました。真面目な社員を嫌がらせして人材を失ってしまったと思わせたかったからです。最後のささやかな抵抗でもありました。
そして無事に退職日。その日の帰りは空がめちゃくちゃ青かったです(笑)
最後に
ワンマン社長にはいろんなタイプがいますが、自身の心理的安全性が脅かされるような状況がある場合は迷う余地なく辞めた方がいいと思います。今回の逃げ出した方がいい特徴を参考に、自分の置かれている状況を考えて、退職・転職を視野に入れてみてください。
ワンマン社長が嫌だという理由だけで辞めた私ですが、その後の転職で年収が70万円ほど上がりました。
嫌な会社ならそれをバネに、辞めて次のステップに進んだほうがいいです。
これからもそんなステップアップを後押しできるような記事を更新していきます!




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