退職を伝えたら、「今辞めるのはもったいない」と引き止められてしまった——。
そんなとき、気持ちがぐらっと揺らぐ方、多いんじゃないかと思います。

転職4回の私も「もったいない」の言葉に
“辞めるの止めよう”かなと迷ったことがあります
「もったいない」という言葉が頭から離れなくて、本当に辞めていいのか…ぐるぐると考えてしまいますよね。
結論を先に言ってしまうと「辞めるべき」です。
その理由は、気持ちが揺らぐ理由や会社側の意図を理解することで見えてきます。
本記事では、そうした「もったいない」という言葉で引き止められた際の考え方や、引き止めに応じた場合に起こりうるケースなどについて、体験談を交えつつ解説しています。
この記事を読めば下記のことがわかります。今まさに揺らいでいる方の判断の軸になれば嬉しいです。
「もったいない」に揺らぐ理由
引き止められた時に考えるべきこと
引き止めに応じず辞めるべき理由
「もったいない」と言われた私の実体験
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「退職引き止め」で気持ちが揺らぐ理由
退職を伝えた瞬間、こんな言葉をかけられた方も多いと思います。
「今辞めるのはもったいない」
「あと少しで昇進できるはずだよ」
「せっかくここまで育てたのに」
「もったいない」や「もうすぐ昇進できる」といった言葉で揺らいでしまうことがあります。
これは、自分が職場から正当に評価されていると感じるからです。
言われれば、素直にうれしい言葉だと思います。
「せっかくここまで育てたのに」が気になるのは、これまでお世話になった上司や同僚に申し訳ない気持ちになるからです。
ここまで評価してくれる職場、気にかけてくれた上司や同僚を裏切ることになるのでは…と思ってしまう。
こういう気持ちから「本当に辞めてもいいんだろうか」と思うのは自然なこと、ここはしっかり理解しておきましょう。
引き止められたら考えるべきこと

引き止めで気持ちが揺らいだときやるべきは、自分が辞めようと思った理由を改めて整理することです。
引き止められた直後は、相手の言葉に引っ張られやすい状態になっています。
そのタイミングで判断しようとすると、本来の気持ちを見失ってしまうことがあるため、少し落ち着いた状態で整理するようにしましょう。
例えば、
なぜ辞めようと思ったのか(給料面?業務内容?人間関係?)
その理由は残留しても解決するのか
引き止められる前の自分は、どんな気持ちだったか(ただ辞めたい?会社へ気持ちを伝えたい?)
書き出してみると、感情を抜きにした「辞めようと考えた理由」が見えてきます。
それが判断の軸になるわけです。
気持ちが整理できたら、改めて退職の意思を伝えましょう。
そのときのポイントは「今の会社では解決できない理由があるから辞める」という伝え方をすること。
例えば「そう言っていただけるのはありがたいのですが、挑戦したいことが他社にあるのでご理解いただけますと幸いです」と言ったように、感謝の気持ちを添えながら、ただ意思はぶらさない。
それだけで大丈夫です。
会社側がいう「もったいない」の本当の意味
社員は「もったいない」と言われて揺らぐ一方、会社や上司からすると別の本音が隠されています。
「もったいない」の正体は、あなたの将来を心配しているわけではなく、「あなたに辞められると、会社と私が困る」というケースだったりします。
どんなケースが想定できるか、見てみましょう。
上司自身の査定に響く
部下に辞められると上司の評価にも直接影響することがあり、とりあえず引き止めているというケースがよくあります。

部下の退職って、上司からしても気まずい出来事なんですよね
退職を切り出された時に、上司は人事から「なぜ部下を引き止められなかったのか」「マネジメントに問題があったのでは」と、言われてしまうことがあるのです。
そのため、部下に「今辞めるのはもったいない」と言いながら、内心は自分の立場を守りたいという気持ちが混ざっていることも少なくありません。
人員不足を補う必要がある
あなたが辞めてしまった場合、その抜けた穴を埋める必要があります。
残ったメンバーへの業務集中、引き継ぎの手間、新しい人が慣れるまでの期間——会社にとって、退職者が出ることは純粋に「困る」ことなんです。

通常業務に加えて、不足分の仕事が降ってくるわけですからね
特に少人数のチームや専門スキルを持つポジションほど、その影響は大きくなります。
「もったいない」という言葉の裏には「今すぐ辞められると現場が回らない」「めんどくさいなぁ」という本音が隠れていたりします。
採用コストがかかる
一人の社員を採用するのにかかるコストは、求人広告費・面接工数・入社後の研修費を合わせると数十万〜百万円以上になるともいわれています。
会社からすると、せっかく育てた人材に辞められるのは純粋にコストの損失です。

普段意識してないけど採用コストって高いんですよね
あなたの成長や将来への期待というより、「投資した分を回収できていない」という計算が働いていることも。
少し冷たく感じるかもしれませんが、営利企業としてはこれは自然なことで、現実だったりします。
引き止めに応じず辞めるべき理由
会社側の本音も理解した上で、引き止めに後ろ髪を引かれて残るケースも少なくなりません。
ですが、引き止めに応じず辞めるべきというのが結論になります。
なぜなら、引き止めに応じて残留した場合に下記3つのケースが考えられるからです。
約束が守られないことが多い
「昇進させる」「給与を上げる」と言われて残ったのに、気づいたらうやむやに…というケースは少なくありません。

耳ざわりのいい言葉になびいてしまいがちですが要注意!
会社勤めしていると、上司が部下の昇進を推薦しても人事部からの評価で通らないことが多々あります。つまり、その場で「昇進させる」「給与を上げる」と言われても実現しないことがあります。
また、引き止めはあくまで「その場しのぎ」であることも少なくありません。
そうすると、無理に残ったとしても、あなた自身に「旨み」が無い結果となるわけです。
「辞めようとした人」というレッテルが貼られる
一度退職の意思を伝えたことは、会社に残っている限りついてまわります。

退職予備軍として扱われてしまうわけですね
そうすると「辞めようとした人」や「退職予備軍」として見られるため、昇進や重要なプロジェクトのメンバーを決める際に、意図せず外されるケースがあります。
自分自身は「やっぱり今の会社で頑張ろう!」と決意したとしても「あの人はまた辞めるかもしれない」と思われてしまうんです。
もちろん、人員不足のため「一時的に残ってあげる」という選択をしたのであれば、こうしたレッテルを貼られても構わないでしょう。
ですが、そうではない場合、退職の意向を伝えてから残るのは、今後のキャリアを考えるとおすすめできません。
結局また同じ悩みに戻ってくる
引き止めに応じたとしても、辞めたいと思った根本の理由は何も変わっていません。

辞めたいと思った根本的な事情を解決ができないケースがほとんどです
例えば「この仕事の割に給料が低い」と思って退職を切り出して、少し上がったとしても結局また「もう少し上げてくれないと…」となります。
また「希望の職種がある」と言って異動させてもらったとしても、やりたいことと微妙に合致せず、結局あらためて転職活動を始めることになる、こういうことはよくあります。
以前、海外事業をやりたいと言っていた友人が退職の意向を伝えると、海外関連部署に移動させると言われたそうです。
異動させてももらった部署は、想像していた海外事業ではなく、今ある海外関連事業の書類の整理だったそうです。
「こんなのは、やりたかった海外事業じゃない」と思った友人は結局会社を辞めたそうです。
退職希望者が何かしら希望を伝えて、企業側がそれに対して代替案を出したとしても、また同じ気持ちになって「やっぱり辞めたい」と思うことがほとんどです。
この可能性はしっかりと頭に入れておくべきでしょう。
(実体験)引き止めらたけど結局辞めた話

新卒入社3年目の終わりに差し掛かった頃、退職という思いが頭にチラつき始めました。
当時、私は社内ニートをしていました。1年強休職していたからしょうがないのですが、働きたいのに、経験を積みたいのに業務がない。そんな状況だったのです。

社内ニートを続けるのは不安だから転職したい!
社内ニート時代の詳しい話は下の記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
私が新卒で入った会社は、3年目の4月に昇格するのが一般的でした。
ところが同期の中で私だけが昇格しなかったのです。
惨めな上に、現状は社内ニート。このままではダメになってしまうと思い退職を決意。
上司に伝えたところ

せっかく上場企業に入ったのにもったいないよ
来年は昇格できるんじゃないか?

サラリーパンダ
そうなんですか…
じゃあ残って頑張ります
上司がそこまで言ってくれて少し報われた気持ちになりました。
そして、その言葉を鵜呑みにした私は「ひとまず頑張ってみよう」と思い、次の4月までできることをやっていました。
ところが、4月になっても昇格はありませんでした。
加えて、後輩たちが昇格していくのを目の当たりにして、絶望。
今なら笑い話にできますが、当時は本当に惨めで辛かったです。
「もっと働きたい」という私の希望はこの会社では叶えられないと、結局同じ考えに戻ってきてしまい、退職することにしました。
もう少し早いタイミングで退職できたはずなのに、あの時気持ちが揺らいでしまったことで無駄な時間を過ごしてしまい、今も少し後悔しています。
ひどい引き止めに遭ったら…
どんな思惑があったにしろ、「もったいない」というプラスの言葉で引き止めてくれるのはありがたい話です。
ですが一方で、中には「もったいない」「他では厳しいと思う」などと言い続け、退職に取り合ってくれない会社もあります。
昨今、コンプライアンスが厳しくなってきてブラック企業が少なくなってきたものの、まだまだ高圧的な会社があるのも事実…。
そういう時は「退職代行」サービスを使うのがおすすめです。
退職代行を使えば、退職の手続きや未払い賃金などの連絡(もしくは交渉)してくれます。
以前「退職代行」サービスの選び方を解説した記事を投稿していますので、そちらもよろしければご覧ください。
退職に取り合ってくれない、ひどい引き止めに遭ってしまった場合は退職代行サービスの利用も検討しましょう。
▼おすすめの退職代行サービス
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| 料金 | 21,800円 | 21,800円 | 25,300〜77,000円 | 20,000円 |
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| 即日退職 | 可能 | 可能 | (支払い/契約後なら) 可能 | 可能 |
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| 運営元 | 合同労働組合 「toNEXTユニオン」 | 合同労働組合 「toNEXTユニオン」 | 弁護士法人 ガイア綜合法律事務所 | 民間企業 ネルサポート株式会社 |
まとめ
この記事をまとめると、以下の通りです。
気持ちが揺らぐのは当然、でも自分の気持ちに立ち返ることが大切
「もったいない」は会社側の事情から来ていることが多い
引き止めに応じて残っても、根本的な問題は解決しないことがほとんど
「もったいない」かどうかを決めるのは、会社でも上司でもなくあなた自身です。
転職したいと思った気持ちは、決してもったいなくない。その気持ちを大切に、一歩踏み出してみてください。
まだ転職先が決まっていない方は、まず転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントは体系立てて転職活動をサポートしてくれるので、ムダなく効率的に転職を叶えることができます。
無料で使えるので、「相談だけ」でも全然OKです。
本記事で、退職に関するモヤモヤが晴れて、理想の転職先・その後のキャリアに結びつくきっかけになれば嬉しいです。
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