「小さい会社はやめとけ」「小さい会社はやばいよ…」と言われたことはありませんか?
「実際どうなの?」って思ってる人も多いと思います。
これまで転職で10人規模の小さい会社を2社経験した私の結論は…
やめといた方がいいことも多いが、学べることもある!
ということです。
というのも、1社目はワンマン社長によるパワハラに悩まされ、2社目はベンチャーが倒産するという経験をしながらも、小さい会社だからこそ経験が積めたということもあるからです。

この経験があったから今がある!とも言える
この記事では、そんなリアルな体験をもとに小さい会社が「やめとけ」と言われる理由と、それでも小さい会社のを正直にお伝えします。
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小さい会社が「やめとけ」と言われる5つの理由

まずは小さい会社が敬遠される理由を整理します。
なんとなく「不安」と感じている人も、理由を言語化することで自分に合った判断ができるようになります。
- ワンマン経営なりがち
- 倒産リスクがある
- 急な方針転換が多い
- 福利厚生・給与水準が低い
- 評価制度が曖昧
ワンマン経営なりがち

中小企業は社長の言うことが絶対!なんですよね
小さい会社では社長の権限が非常に強く、その人柄や気分が職場環境に直結しやすいです。
結果、トップダウンのワンマン経営になりがちで、社長に目をつけられると会社に居づらくなります。
大企業であれば人事部や内部通報窓口などのチェック機能が働きますが、10人規模の会社ではそういった仕組みが整っていないことがほとんどです。
そのため、社長が高圧的な人物だった場合、逃げ場がなくなります。
怒鳴られたり、気に入らない社員を無視したりといったパワハラが横行しても、誰も止められないという状況が生まれやすいのです。
倒産リスクがある

突然潰れることって本当にあるんですよ
小さい会社は大企業と比べて経営基盤が弱く、景気の変動や取引先の喪失が会社存続に直結することがあります。
そのため、倒産しやすい傾向にあります。
中小企業の倒産率は大企業と比べて高く、特に設立から間もないベンチャー企業はなおさらです。
中小企業庁の調査によると、企業の倒産のうち、10人以下の企業が大半を占めています。
具体的に、2024年12月の倒産数をみてみると、全体の95.8%が10人以下の企業という結果になっています。
突然「会社がなくなります」と告げられる可能性は、大企業に比べて現実的なリスクとして存在します。
急な方針転換が多い

あんなに乗り気だったのに止めるんですk!?ってのはよくあります
小さい会社では意思決定が早い反面、社長の一声で方向性がガラッと変わることがよくあります。
昨日まで進めていたプロジェクトが突然中止になったり、担当業務が急に変わったりするのは珍しくありません。
頑張って作り上げたものがひっくり返されると、徐々に仕事への意欲が失われていきます。
安定した環境で着実にキャリアを積みたい人や計画的に物事を進めていきたい人には、かなりストレスになると思われます。
福利厚生・給与水準の問題

ベースアップなんかも叶いにくい…
大企業と比べると、住宅手当・退職金・育児支援などの福利厚生が整っていないケースが多いです。
給与水準も業界平均を下回ることがあり、長期的に見ると収入面で差が開く可能性があります。
もちろん、急成長のベンチャー企業であれば給与も上がっていく見込みがありますが、一方でなかなか給料や待遇が改善されない中小企業も少なくありません。
特にライフイベント(結婚・育児・住宅購入など)を考えている人にとっては、給与の上がり幅が見えず、のちのち後悔しやすいポイントになります。
評価制度が曖昧

そもそも評価制度がないこともザラです!
人事評価の仕組みが整っていない会社も多く、頑張りが正当に評価されないことがあります。
昇給・昇格が社長の主観で決まってしまうケースもあり、「なぜあの人が昇給したのか」が不透明になりがちです。
面接などでは「頑張りで給料がグッと上がります」と説明されても、よっぽど優秀で社長や上司に気に入られない限り、給料が大幅に上がるということはほとんどありません。
努力が報われる環境を求めている人には、大きなストレスになる可能性があります。
実体験①:ワンマン社長のパワハラ編

私が最初に転職した小さい会社は、社員10人ほどの会社でした。
面接で早々に社長が参加し、会社内を案内してくれていたため、入社当初はアットホームな雰囲気に好感を持っていました。

この時はいい会社だぁ〜って思ったんですけどねぇ
ですが、入社からしばらく過ぎ、徐々に職場の実態が見えてきます。
社長はとにかく感情的で、気に入らないことがあると大声で怒鳴りつけることが日常的にありました。
さらに厄介だったのが、目をつけられると無視が始まるという点です。
業務上の指示すら口頭でもらえなくなり、周囲も空気を読んで同じように距離を置くようになります。
職場でのいじめに近い状態が普通に起きていました。
規模の大きい会社なら人事部への相談や内部通報が機能しますが、やっている張本人が「社長」だったため、誰も止めることができませんでした。

偉い人にいじめられたらもう何もできないじゃないですか
加えて、急な方針転換も頻繁にありました。
先週まで進めていた施策が「やっぱりやめる」と一言で覆され、費やした時間が無駄になることも一度や二度ではありませんでした。
小さい会社では社長の言動がそのまま職場環境になります。
入社前に社長の人柄を見極めることが、小さい会社選びで最も重要なポイントだと痛感した経験です。
実体験②:ベンチャー企業の倒産編

2社目は同じく10人規模のベンチャー企業でした。
できたばかりの会社で裁量も大きく、仕事自体はやりがいを感じていました。
しかし入社から数年後、会社から突然の通告を受けます。
「3ヶ月後に会社(事業)をたたみます」

ええ〜〜〜!!! 本当に倒産とかあるんだ…って思いました
ベンチャーや中小企業の倒産は本当に突然やってきます。
幸い給料の未払いや有給を取らせないといったトラブルはなく、3ヶ月という猶予もありました。
コロナ禍の時に倒産した会社に勤めていた友人は「1ヶ月だけ猶予があった」と話しており、会社によって倒産までの期間は様々ですが、小さい会社・零細企業に勤める際には倒産するかもしれないということは覚悟しておく必要があると思います。
私は倒産を知らされたその日のうちに転職活動を開始、すぐに転職エージェントに登録して、電話面談をして…焦りと不安の中で求人を探しました。
在職中の転職活動は体力的にもきつい部分もありましたが、転職エージェントの方のおかげでかなり効率よく次の仕事を探すことができたと思います。

転職エージェントのありがたみを実感…!
小さい会社の場合、倒産は突然やってきます。
小さい会社への就職に興味があるけど不安がある人、小さい会社で自分がやっていけるのかわからない人は転職エージェントに相談してみるのをおすすめしています。
転職エージェントは転職のプロなので、相談者が小さめの会社でやっていけるか見極める力もありますし、小さい会社の雰囲気も熟知しています。
利用は無料なので、気になっている企業について相談してみるのもアリだと思います。
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小さい会社で得られること

「やめとけ」と言われる理由を並べてきましたが、正直に言うと小さい会社で得たものもあります。
ここからは小さい会社で得られること、いわばメリットも紹介しておきます。
- ビジネスの仕組みがわかる
- 業務の幅が広がる
ビジネスの仕組みがわかる
まず、ビジネスの仕組みがわかるようになりました。

こういう商品って、こんな価格で売れるんだ!
じゃあこれを10社に売れば…という勘定ができるようになります
大企業では自分の担当領域しか見えないことが多いですが、小さい会社では会社全体の売上や利益の動き、どうやって事業が成り立っているかを近くで見ることができます。
また、新規事業が立ち上がってどのように利益を取っていくのかを経験することができ、仮に自分が将来起業や独立を考えた時に絶対に役立つことだと感じました。
もちろん先ほど言ったワンマン社長の横暴ぶりに振り回されたこともあるんですが、一方でワンマン社長ならではのトップダウンのスピード感も味わうことができたのは良かったなと思います。
経営者の判断がどういう考えに基づいているかを身近に感じ取れる環境は、大企業ではなかなか得られないものです。
業務の幅が広がる
小さい会社に勤めたことで、間違いなく業務の幅が広がりました。
人が少ない分、一人が担当する範囲が広くなったためです。

営業×企画×編集みたいなマルチプレイヤーになれます
営業・企画・ディレクション・事務など、大企業なら別々の人が担当するような仕事を一人でこなす経験は、広く浅くではあるものの確実にスキルとして蓄積されました。
この経験があれば、何かしら小さい事業くらいは自分で組み立てて運営できるようになります。
また、今後どのような仕事に就くにしても、経験した業務が多岐に渡っているので、現場のことをある程度わかる管理職として重宝される可能性があります。
私自身、深い経験がなくとも「これもやったことがあります」「あれもできます」と転職の面接で話したらいい評価をいただけたので、小さい会社の経験は決して無駄ではなかったなと思います。
ただ、そのリスクを理解した上で選ぶかどうかが重要です。
小さい会社が合う人・合わない人

2社の小さい会社での経験を踏まえて、小さい会社が向いている人・向いていない人の特徴をまとめます。
小さい会社が合う人
- 将来的に起業したい人
- ビジネスモデルを学びたい人
- 幅広いスキルを身につけたい人
- 未経験スキルを積みたい人
将来的に起業したい人
経営者の近くで働ける環境は、起業の準備として最高の学習機会になります。
私自身も「こういうふうに値付けをするんだ!」「こうやって商品にしていくんだ!」という過程を見せてもらい、勉強はさせてもらったなと思っています。
ビジネスモデルを学びたい人
小さい会社で勤めていると、自分で事業の説明をしなくてはいけないシーンも出てきます。
その際に自社のビジネスモデルを完璧に理解しなければいけません。
また、中小企業は一つの事業だけでは不安定なため、新しい事業を模索をしているところも多いです。
その際に、どんな事業がいいか検討するときにいろんなビジネスモデルを勉強しました。
こんなふうに、小さい会社ではビジネスモデルを学ぶことができる、試せる場所だと思っています。
幅広いスキルを身につけたい人
中小企業は一つ一つの仕事に従業員を配置していないため、一人で複数の業務を担当することが多いです。
結果、短期間でさまざまな経験が積めます。
私自身も零細出版社に勤めていた時は、企画から執筆編集、インタビュー、DTP(書籍のデザイン調整)などもやっていました。
そんなふうに一気通貫のスキルを身についてたい人は、小さい会社に向いていると思います。
未経験スキルを積みたい人
小さい会社でキャリアを積んでから、次のステップを狙うのは十分アリな戦略です。
特に、未経験のやりたい仕事があった場合、大企業はなかなか雇ってくれませんが、中小企業なら雇ってくれる可能性が大いにあります。
私は零細企業・零細企業と続き、その後に大手企業に入ることができました。
しっかりと小さい会社で実力を積んで、大企業へのステップアップすることも大いに可能です。
小さい会社が合わない人
- 安定した環境で長く働きたい人
- 充実した福利厚生を求めている人
- 正当な評価制度を求める人
- メンタルが弱い人
安定した環境で長く働きたい人
ここまで解説してきたとおり、小さい会社は倒産リスクが高いです。
そのため、家族を養わなければいけないような安定した環境で長く働きたい人は、小さい企業に入る前にしっかりと考えた方がいいでしょう。
充実した福利厚生を求めている人
大企業に比べて福利厚生が多くないのが中小企業です。
家賃手当はもちろん、休暇についても大企業よりも少なかったりします。
もし、福利厚生にこだわる方がいたら小さい会社は外しておいた方がいいでしょう。
正当な評価制度を求める人
小さい会社は評価が俗人的、もっと言うと社長の裁量で決まります。
自分の人柄や愛嬌で社長のとの関係を乗り切っていける人ならまだしも、きちんと自分の成果を評価してもらいたいと言う人は小さい会社に向いていないといえます。
メンタルが弱い人
小さい会社は社員全員と関わりがあります。
一人でも合わないと人がいるとストレスがかかりますし、もし社長に嫌われてしまった場合、逃げ場がありません。
実際、自分が勤めていた会社でも社長に嫌われて病んでしまった同僚がいます。
大企業は部署異動などがありますが、小さい会社は基本的に異動はないので、人間関係でストレスを感じるメンタルが弱めの方は、小さい会社は向いていないでしょう。
転職失敗を防ぐには転職エージェント
小さい会社への不安は転職エージェントに話すと、自分の希望に合わない企業を外してくれますし、入社前には会社の雰囲気の可能な限りヒアリングしてくれます。
また、年収の交渉なども行なってくれるため、転職に失敗したくない方は、ぜひ転職エージェントの活用を検討してみてください。
利用は無料ですし、自分だけの力では探しきれなかった優良な求人を紹介してくれるので、相談だけでもしてみることをおすすめします。
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まとめ
「小さい会社はやめとけ」という言葉には、それなりの根拠があります。
パワハラリスク・倒産リスク・福利厚生の薄さなど、大企業にはない不安定さが小さい会社には存在します。
ただ一方で、ビジネスの全体像が見える・幅広いスキルが身につくなど、小さい会社でしか得られない経験もあります。
この記事のポイントをまとめます。
- 小さい会社はワンマン社長・倒産・低待遇などのリスクがある
- リスクを理解した上で「目的を持って入る」なら十分アリ
- 起業志望・スキルを広げたい人には向いている環境
- 安定・評価制度・福利厚生を重視する人には向かない
- いざというときのために、常に転職市場の情報は持っておく
小さい会社に入ることを考えている人は、リスクと得られるものを天秤にかけた上で判断してみてください。
転職活動の進め方に迷ったら、まず転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。



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